新NISAで何を買っている?40代会社員の投資信託と資産配分

新NISAでは、毎月30万円を投資信託に積み立てています。

前回の記事では、新NISAの非課税枠1,800万円を最短5年間で埋めるために、どのような資金計画を立てたのかを書きました。

今回は、その30万円で実際に何を購入しているのかを紹介します。

私が投資先を選ぶときに意識しているのは、長期的な資産成長とリスク分散です。

ただし、最初から現在のポートフォリオだったわけではありません。

2024年に新NISAを始めてから、経済情勢や各国の成長性などを考えながら、購入する商品や投資割合を何度か変更してきました。

今回は2024年当初の資産配分から、2026年10月現在の積立内容までを振り返ってみたいと思います。

新NISAでは投資信託だけを購入している

私は、新NISAを長期的な資産形成のための制度として利用しています。

個別株では配当金や株主優待、値上がり益を狙っていますが、新NISAでは投資信託を中心に運用する方針です。

その理由は、非課税のメリットと複利の効果を長期間活かしたいからです。

※NISAの良いところは、元本が1800万円以内であれば、元本に対して出た配当金を元手に再投資して出た利益も非課税になるところです。つまり、1800万円+配当金が総元本金額になり、より非課税となる利益額がどんどん増えていくのです。
私はこのメリットを最重要し、NISAの限度額満額を積み立て投資に充てることに決めました。

また、個別株と比べて幅広い企業に分散投資しやすく、銘柄選定や売買のタイミングを図る必要もないため、運用にかかる手間を減らせることも魅力でした。

一方で、私はある程度の価格変動を許容して、より高いリターンを狙いたいという考えも持っています。

そのため、低コストのインデックスファンドだけでなく、成長性に期待した投資信託も組み入れてきました。

もちろん、リターンを大きく狙えば、その分リスクも高まります。

必ずしも私の投資方法が正解だとは思っていませんが、今のところは自分のリスク許容度に合わせて運用しているつもりです。

2024年当初の資産配分は、米国株40%・日本株30%・インド株10%・金20%

2024年に新NISAを始めたときは、次の割合を基本にしていました。

投資対象投資割合
米国株40%
日本株30%
インド株10%
金(ゴールド)20%
合計100%

日本株→日経平均高配当利回りファンド
米国株→S&P500、FANG+、アライアンス・バーンスタイン米国成長株投信Bコース、野村世界業種別半導体
インド株→インドインフラ、インド中小型株ファンド(ガンジス)
金→UFJ純金ファンド

米国株にはS&P500やFANG+、アライアンス・バーンスタイン米国成長株投信Bコースなどを選びました。

日本株は高配当株を中心とした投資信託、インド株はインフラ関連や中小型株を投資対象とする商品です。

金については、UFJ純金ファンドを購入しました。

この配分にした理由を、それぞれ紹介します。

米国株|世界経済の中心である米国の成長に期待

米国株を40%としたのは、今後も世界経済において米国企業が大きな影響力を持ち続けると考えていたからです。

特に、IT分野を中心に世界的な競争力を持つ企業が多いことに魅力を感じていました。

そこで、幅広い米国企業に投資するS&P500に加えて、FANG+などの成長性を重視した商品も選びました。

ただし、FANG+のように少数の大型成長株に集中する商品は、S&P500よりも値動きが大きくなる場合があります。

また、複数の商品を購入していても、同じ企業への投資が重複することがあります。

そのため、商品数を増やせば必ず分散効果が高まるわけではないことにも注意が必要です。

日本株|身近な企業への投資と配当への期待

日本株には30%を配分しました。

以前から個別株投資をしていたこともあり、日本企業への投資には馴染みがありました。

また、日本の高配当株にも魅力を感じていたため、当初は高配当株を中心とする投資信託を選びました。

配当金を目的とした投資は、新NISA以前から続けていた私の投資スタイルの一つです。

インド株|今後の経済成長に期待

インド株には10%を配分しました。

人口規模や経済発展の余地などから、今後の成長を期待していたためです。

特に、インフラ関連や中小型株に投資する商品を選びました。

ただし、新興国への投資には、為替変動や政治・経済環境などのリスクもあります。

成長が期待できる国だからといって、必ずしも株価が大きく上昇するとは限りません。

金|株式とは異なる値動きを期待

当初から金には20%を配分していました。

金を組み入れたのは、株式だけに資産を集中させたくなかったからです。

また、世界的な紛争や地政学的リスクの高まりも意識していました。

金は埋蔵量や供給量に制約がある資産であり、長期的な価値にも期待していました。

一方、金そのものは株式のように利益や配当金を生み出すわけではありません。

価格が下落することもあり、必ずしも株式と反対の値動きをするわけでもありません。

それでも、株式とは異なる特徴を持つ資産を組み入れることに意味があると考えました。

2025年6月、投資信託の組み合わせを見直した

2025年6月時点の積立商品と投資割合

2025年6月時点では、毎月30万円を以下の10本の投資信託に分けて積み立てていました。

投資対象投資信託毎月の積立額
米国株FANG+30,000円
米国株S&P配当貴族インデックス30,000円
米国株楽天VYM30,000円
米国株楽天S&P50030,000円
日本株iFree JPX日経400インデックス45,000円
日本株eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)45,000円
インド株iTrust インド株式8,000円
インド株ガンジス(インド中小型株)8,000円
金ゴールドファンド(為替ヘッジあり)66,000円
インド株楽天インド株 Nifty50インデックス8,000円
合計10商品300,000円

投資対象別にまとめると、次の割合になります。

投資対象毎月の積立額投資割合
米国株120,000円40%
日本株90,000円30%
金66,000円22%
インド株24,000円8%
合計300,000円100%

2024年当初と比較すると、米国株40%、日本株30%という基本的な配分は変えず、インド株を10%から8%へ減らし、金を20%から22%へ増やしました。

また、投資対象ごとの割合だけでなく、具体的に購入する商品も見直しています。

日本株では、iFree JPX日経400インデックスとeMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)を組み入れました。

日経平均株価への連動を目指す商品も検討しましたが、一部の値がさ株の影響を受けやすいことが気になり、JPX日経400を選びました。

さらに、日本株には割安な企業が多く、今後日本市場へ資金が流入する可能性があると考え、TOPIXにも投資することにしました。

金については、株式とは異なる値動きを期待し、積立割合を少し増やしました。

なお、ここで紹介している投資割合は、2025年6月時点の毎月の新規積立額に対する割合です。

それまでに購入した投資信託の評価額を含む、保有資産全体の構成比ではありません。

なぜ日経平均ではなくJPX日経400を選んだのか

日本株の指数を選ぶ際、日経平均株価に連動する投資信託も検討しました。

ただ、日経平均は一部の値がさ株の影響を大きく受けることがあります。

そのため、特定の大型株の株価変動に左右されにくい投資方法はないかと考え、JPX日経400を選びました。

JPX日経400は、企業の収益性なども考慮して銘柄を選定する指数です。

もちろん、こちらも大型株の影響を受けますし、必ず日経平均より良い成績になるわけではありません。

ただ、好景気でも不景気でもボラティリティ(値動き)が大きくなりにくく長期間持っていられるということを重視してこの銘柄を選びました。

TOPIXを購入した理由

TOPIXを選んだのは、日本株には割安な企業が多く、今後日本市場に資金が流入する可能性があると考えたからです。

円安、物価上昇を踏まえると、今後の日本市場全体が上昇するという予測があったため、投資しておきたいという気持ちがありました。

その後、国内高配当株の運用実績も比較し、TOPIXに掛けていた金額の一部を日経平均高配当利回りファンドに回して再投資することにしました。

2026年10月現在、欧州株とメキシコ株にも分散

その後も、経済情勢を見ながら新規積立の配分を変更してきました。

特に大きかったのが、トランプ政権の発足後に米国経済への不安を感じるようになったことです。

それまで米国経済の成長を強く期待していましたが、関税政策などによって世界経済への影響が広がる可能性を意識するようになりました。

そこで、米国株を重視する基本方針は維持しながら、欧州株とメキシコ株への投資も始めました。

また、インド株については、経済成長や投資成果が期待していたほど伸びていないと感じ、積立割合を減らしています。

現在の積立内容は次のとおりです。

2026年10月現在の毎月の積立商品

投資信託毎月の積立額
FANG+30,000円
楽天VYM30,000円
楽天S&P50036,000円
iFree JPX日経400インデックス45,000円
eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)45,000円
UFJ純金ファンド60,000円
楽天欧州株式インデックス5,000円
インデックスファンドDAX8,000円
メキシコ株式ファンド10,000円
日経平均高配当利回りファンド15,000円
インド中小型株ファンド(ガンジス)10,000円
野村世界業種別半導体6,000円
合計300,000円

商品数は12本です。

最初と比べると、投資する地域も商品数も増えました。

投資対象別の積立割合

投資対象月額割合
日本株105,000円35.0%
米国株中心・半導体関連102,000円34.0%
金60,000円20.0%
欧州株13,000円約4.3%
インド株10,000円約3.3%
メキシコ株10,000円約3.3%
合計300,000円100%

※投資対象別の割合は、新規積立金額をもとにした概算です。米国株中心・半導体関連には世界の半導体企業に投資する商品も含めています。実際の資産残高や国別の投資比率とは異なります。

米国株の積立割合は以前より少し減りましたが、現在も大切な投資先だと考えています。

一方、日本株の割合を増やし、金も引き続き20%を維持しています。

今の利益額はどれくらい?

2026年10月現在のNISA投資額(全て投資信託に投資)は1020万円、含み益は250万円〜300万円です(その日の相場状況によって利益金額が変動します)

配当金は全額再投資しており、その配当金に対しても運用益がかかる複利の力が上乗せされているおかげで、運用から2年10ヶ月で順調な成績を残しています。

上昇相場に乗れたことが非常に大きな要因だと思います。

ただ、今後も同じように良い地合が続くとは限りませんし、もしかすると元本割れすることもあるかもしれません。

長期積み立て投資の良い点は、価格が下がったときに多くの株を購入でき、価格が戻れば多く購入できた分だけ利益が多くなることだと思っています。

巨額の資産を持っていない私にとっては、時間をかけることで資産を積み上げる方法で老後資金を確保する必要があることは理解しています。

今後、相場が暴落しても動揺することなく、ガチホを続けていくことが重要だと感じています。

積立をやめた投資信託も、売却せず保有している

ここまで何度か購入商品を見直してきましたが、積立を停止した投資信託を売却したわけではありません。

以前購入していたアライアンス・バーンスタイン米国成長株投信やS&P配当貴族インデックスなども、新規積立を停止したあと、売却せずに保有しています。

そのため、現在の積立商品一覧と、実際に保有している投資信託の一覧は同じではありません。

私の場合、基本的には長期保有を前提に投資しています。

投資方針を見直したときも、すぐに既存商品を売却するのではなく、まず新規積立の配分を変更することが多いです。

ただし、保有を続けることが必ず正解とは限りません。

信託報酬や投資先の重複、今後の成長性などを確認し、保有する理由がなくなった場合には売却も検討する必要があると思っています。

インデックス投資を学んだけれど、低コストの商品だけを選んでいるわけではない

以前の記事では、低コストのインデックス投資に魅力を感じたことを書きました。

それなのに、私が購入してきた投資信託には、信託報酬が比較的高い商品もあります。

一見すると矛盾しているかもしれません。

しかし、私は手数料の安さだけで投資商品を決めるのではなく、コストを差し引いたあとのリターンを重視したいと考えています。

例えば、信託報酬が高くても、それ以上の運用成果が得られるなら、結果的に利益は大きくなります。

もちろん、過去に高いリターンを出した商品が、将来も同じように成長するとは限りません。

高い手数料を払ったからといって、高いリターンが保証されるわけでもありません。

それでも、成長性に期待できると自分で判断した商品には、ある程度のリスクを取って投資する方針です。

新NISAを始めた頃には、資産運用についてIFAの担当者にも相談していました。

※IFAとは・・・
「Independent Financial Advisor」の頭文字をとったもので、特定の金融機関から独立し、公正中立な立場からお客様に資産運用のアドバイスを行う資産運用アドバイザーのこと。
無料で相談できますが、運営会社によっては売買手数料が上乗せされる場合があります。
私が契約しているIFAは手数料が無料です。

商品ごとのコストや運用実績の確認方法など、教えてもらったことは少なくありません。

ただし、最終的に投資するかどうかは、自分でも調べて判断するようにしています。

専門家の知識は活用しながらも、自分のお金の判断は自分で行いたいからです。

商品を増やすことが、本当の分散投資になるとは限らない

現在は12本の投資信託を毎月積み立てています。

しかし、商品数が増えれば増えるほど安心できる、というわけではありません。

例えば、S&P500とFANG+には、共通して投資している米国企業があります。

また、欧州株とドイツ株に投資するDAXの間にも、投資先の重複があります。

異なる商品を購入していても、実際には同じ企業や地域に投資している場合があるのです。

さらに、複数の商品を管理する手間も増えます。

私自身、投資先の分散と同時に、商品数が増えすぎていないかという点も考えていきたいと思っています。

まとめ|大切なのは、なぜその商品を買うのかを説明できること

2024年に新NISAを始めたときと比べると、現在の投資商品の組み合わせは変化しました。

米国株を重視する考えは変わっていませんが、日本株や金に加えて、欧州株やメキシコ株にも投資しています。

一方で、インド株の割合は減らしました。

こうした変更は、経済情勢や各国の成長性について考えた結果です。

もちろん、私の判断が正しかったかどうかは、今後の運用結果を見なければ分かりません。

長期投資をする以上、短期的な値動きに振り回されすぎないことも大切だと思っています。

ただ、最初に決めた投資割合を何があっても守るのではなく、自分なりに根拠を持って見直すことも必要だと考えています。

目標は資産1億円を築いてFIREすること。

まだFIREしてません。

これからも投資について学びながら、自分に合った資産形成を続けていきたいと思います。

※この記事は私自身の投資経験を紹介するものであり、特定の商品への投資を推奨するものではありません。投資信託には元本割れのリスクがあります。

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